俺が彼女を抱けない理由



兄貴は人気だけじゃなく実力も認められるようになった。


「やっぱり天下の高井祐介にはアタシ達一般人は無理って事よね。。」


夕実ちゃんが大きな溜息をつく。


「。。そうなのかな」



「ねぇ葵ちゃんも赤ちゃん作っちゃえば?」



「。。。えっ」



「なぁ?拓?」


「う、うん」



俺は凛ちゃんを嬉しそうに抱っこする葵を見た。

俺は、まだ葵を抱いたことはなかった。


きっとその事を葵も不安に思ってるんだと思う。


「まぁそのうち。。なっ!」



俺は無理に明るくそう答えたけど、葵は凛ちゃんの頭を撫で続け俺の方は見なかった。



「あっ次の高井さんの舞台みんなで見に行かない?」

「それ高井さん演技に集中できなくない?笑」



「沙希を振った罰だよ。笑」


「いいねぇ〜」


「っていうことで結城くんチケット確保ヨロシクね」


「まじで行くの?」


『うん!!』


みんなが息の揃った返事をする



分かったよ。。」