俺が彼女を抱けない理由



「沙希、話ってなに?」

「あのね。。アタシ、イタリアにいってくる」


「。。。。」


俺と葵は顔を合わせる。


「イタリア?」


「イタリアってあのイタリア?」


「他にどのイタリアがあるわけ?笑」



「どうして?」


「うちの会社ってイタリア研修あるでしょ?」


「うん」


「あれあと1人枠があいてるから行ってみないかって専務が」


「あ〜千葉さん達が行く研修かぁ。。。」



「そうそう」


俺をおいて二人でどんどん話を進めていく。



「高井さんには言わないで行くの?」



「うん。もうそれぞれの道を行くって決めたから」



「そっか。。。アタシは沙希をずっと応援するから」



「お前ほんと大丈夫なの?イタリア語どころか英語。。。いや日本語も微妙なときあるけど。。。笑」


「も〜!!」



俺は本当に沙希が行きたいのか心配だった。


「結婚するならアタシが帰ってからにしてよね」


葵が俺の方を見る。




「分かったよ」



俺は葵に微笑んでそう答えた。