俺が彼女を抱けない理由


「もう俺は大分前から信じてっていってるけどね」

そういう兄貴にただうなずくだけの沙希。


「これで信じてもらえなかったら祐介諦めろ。笑」


「そーだな。香川沙希さんに惨敗ということで。」


楓くんと兄貴に挟まれてもう沙希は何も言い返すことができなくなった



「信じるよぉ〜」



「良かったね高井さん。笑」



結衣ちゃんの言葉にみんなで笑う。



そして朝がくる。


兄貴は今回も中田さんの強制的なお迎えで先に仕事へと向かった。


そして時間差で結衣ちゃんも自分の車で帰っていった。



そしてまた残されたいつもの4人。

話の中心は沙希の指に光る指輪に集中する。



沙希に楓くんからの冷やかしが入る。


逃げるように片付けをする沙希を俺と葵は笑いながら見てた。



「じゃあ解散しよっか」

「楓さんありがと〜」


そういって車に乗り込む



帰りの車も女二人で指輪の話ばかり。。。




沙希を家まで送り俺たちは帰り道にある大きなクリスマスツリーの前で車を停めた。