俺が彼女を抱けない理由


1週間後兄貴から電話がかかってきた。


そしてクリスマスは楓くんが経営する無国籍料理の店を貸切でパーティすることに決まった。


ほんとあの人たちはパーティーが好きだな。。笑


葵ももちろん大賛成でなかなか会えない結衣ちゃんに会える事も楽しみにしてた。


「じゃあ。。俺、その日葵の会社に迎えにいくから沙希と一緒に待ってて」


「わかった〜ごめんね。拓ちゃん」



「いいよ」


その前に注文してるものを取りに行かないといけないな。



どれだけ仕事を早く終わらせられるかな。。。


「拓〜クリスマス予定なんか入れてないよな?」



親父の言葉が胸にささる。


「それまで死ぬ気で働くから19時には上がらせてもらえないかな?」



「お前。。。バカ?」



「クリスマスみたいな時に仕事しないでいつするわけ?」


今年も大きなイベントが入ってるのは分かってた



「ちゃんと責任もってするから」


「まぁ頑張れよ」



もう怒るというより呆れた顔で外へでていく。


「拓ちゃん。笑」


「マナさん。そりゃそうですよね。。。」



「そんなこと言いながらも社長は日頃の拓ちゃんの頑張りちゃんと見てるから。きっと大丈夫だよ」



「ですかね。。」



「それより拓ちゃんが葵ちゃんと付き合うとは思わなかったな」