俺が彼女を抱けない理由



「俺、仕事に戻るけど大丈夫?」


「・・・うん」



「好きなだけいていいから」




「ありがと」




そして俺は仕事に戻った。





「あっマナさん。」



「おはよう」


「おはようございます。。あの仮眠室に女の子休んでるんですけど。。。」



「仮眠室?拓ちゃんの部屋じゃなくって?」


「なんとなく部屋はまずいかな。。。って」



「そっか。わかった。社長には伝えとくから」




「お願いします」


「彼女。。。じゃないんだ」


「。。はい」



今日は特に外に出る用もなく俺は事務所に戻った。






「拓あくびするなよ〜」


親父に頭を叩かれている所を受付の女の子が呼びに来た。




「お客様です」



「わかった」


フロントまで行くとそこには沙希の姿があった。



俺は沙希を仮眠室に連れて行きそこから離れた。