俺が彼女を抱けない理由


「へぇ〜」

香川は一瞬ニヤっとして俺の手を引っ張って勢いよく教室をでた。





「どこいくんだよ」


「うるさい」


もぉ〜まじで朝から勘弁してくれって。

俺の言う事も聞き入れてもらえず結局一階まで連れて来られた。




コンコン


「すみませ〜ん」


香川の声にドアが開く。





「あの陸上部入りたいんですけど!!」


「ちょっと待てよ」


「なんでよ。もう走らないとか?もったいないよ。アタシ達入部します!」




・・・アタシ達?



「えっ?お前も?」


「当たり前」


あとから聞いた話だと香川は短距離ではなかなか有名だったらしい。


強制的に入部届けをだされた俺は結局陸上部に入る事になった。


「ちゃんと練習いこ〜ね」


それだけ言い残して香川は先に教室へと戻っていった。


まじかよぉ。。。。





なんか振り回されっぱなしだな。。


でも不思議と嫌な気がしないのは気のせい?


俺。。大丈夫か?