俺が彼女を抱けない理由

「沙希、薬ないみたいだから買ってくるな」


「・・・うん。拓ごめんね。あとこれだけ充電してもらえる?」


「分かったよ」


そう言って俺は沙希の携帯をアダプタにさして部屋をでた。


アイツこんな時にまで兄貴の連絡待ってるんだ。


正直、今日二人で会う約束をしてたって事を知っただけで動揺した。


兄貴は中途半端な気持ちで女に会うような人じゃないのは知ってる。


じゃあ。。


本気?


雪はまだ止みそうにない。



こんな時間に開いてるとこ。。


ちょっと遠いな。


でも俺に行かないという選択肢はなかった。