俺が彼女を抱けない理由


俺は無意識のうちに瞬に電話していた。


5回目の呼び出し音でいつもの明るい声が聞こえた。



『もしも〜し』


『あっ瞬?』


『おぅどうした?珍しいな』


『あぁ』

『久しぶりに二人で飲みにでも行くかぁ!』


瞬は俺の思いをすぐに分かってくれる奴。





『夕実ちゃん妊娠中なのに大丈夫?』



『たまにはいいって』



『悪いな。』



『何言ってんの?俺とお前の仲だろ?その隙間に女なんて入れないって。笑』



『気持ち悪いな。それ!』



『まぁいいから。あそこいこうぜ』



『じゃあ現地集合な』



『はいよ』



瞬は俺がタマキに教えてもらった店がかなり気に入ったみたいであそこは二人の隠れ家みたいになってた。





「お〜拓ちゃん」


「拓ちゃんって言うなよ」



「拓ちゃ〜ん」


「もういいから入ろうぜ。笑」


「そうだな。笑」


いつものように生ビールを頼んで乾杯する。



「夕実ちゃん元気?」


「かなり!」



「そっか。笑」



「香川となんかあった?」




「なんで?」


「お前がそんな顔してるときは香川絡みが多いから。笑」



「そんなことないだろぉ〜」




「あるよ」