今年も目の前には大量の餅が積み重なっていた。
だから親父!考えて買ってくれよ。
「スタッフのみんなに持って帰ってもらお~」
マナさんは半分呆れながらその餅を袋に小分けしてる。
親父にはマナさんみたいなしっかりした女の人が合ってるのかも知れない。
「拓ちゃん餅何個?」
「あ、俺要らないや」
「またそんなこと言って!何個?」
「じゃあ2個で。。。」
「はいは〜い」
そういってお雑煮を作ってくれるマナさんの近くの椅子に俺は座った。
「もうすぐ祐ちゃんの舞台じゃないの?」
「そうだよ」
「いいなぁ。アタシも行きたい」
「そんなの行かなくていい!」
マナさんの言葉を親父がさえぎる。
ほんと頑固だな。
「親父も一回見てみればいいのに。。」
「いいや。いい」
きっと親父も心の中では見たいと思ってる。
俺が素直じゃないのは親父譲りかもなぁ。。

