俺が彼女を抱けない理由



こういう時にお酒の力を借りるなんてどうかと思う。

それでも俺は缶ビールを開けた。




【Merry Christmas☆★拓ちゃん元気かな?久しぶりだね。

なんか最近のメールはアタシの報告ばっかりになっちゃってるけど来年からアタシ、アメリカに行きます!

30になる前にやりたい事すべてするつもり(笑)おみやげ楽しみに待っててね】




タマキ。


タマキならきっとどこででも通用すると思う。


みんなが少しずつ変わっていく中で変わらないのは俺だけだった。



何回この天井を見ながらため息をついただろう。


出てきては消え、出てきては消える、沙希の顔。




「告白すればいいのに」


三浦のそんな声が聞こえたような気がした。


お正月にでもお墓参りに行こう。



大して報告することもないんだけど、俺の悩み聞いてくれよな。




っで一つくらい願いを叶えてくれよ。。



アイツまだ俺が勝手にいなくなった事を怒ってるのかな。。