俺が彼女を抱けない理由



「拓ちゃん。今日はありがとう。」


「こちらこそありがとう。気をつけてな」


「うん」




あんなに純粋な子傷つけて最低だな。


俺は駅の階段を上がって行く葵ちゃんが見えなくなるまで車の中から見ていた。




なぁ葵はあの時の事おぼえてる?

俺は目を赤くしながら帰って行った葵の顔忘れてないよ。









「ただいま」


「やけに早いな」


親父とマナさんが俺を迎えてくれた。

こんな日に冴えない顔で返ってきた息子を心配そうに見る。







「振られたのか?笑」



マナさんが呆れて部屋の中に親父を引っ張って行った。


俺は自分の部屋に行き葵ちゃんの事を思い出してた。


高校の時からって。。


片思いの辛さは誰にも負けないくらい分かってる俺は今日の告白の重みを痛いほど感じた。