俺が彼女を抱けない理由




『でもタマキ。。』


『じゃあ拓ちゃんが一緒にいてくれるの?』


『。。。』


『中途半端な優しさが一番傷つくんだよ!』


その言葉を最後に電話は切られた。


中途半端な優しさか。。


そういうつもりじゃなかった。






窓を開けると冷たい空気が一気に入ってくる。


ため息さえ白い。


軽いランニングウェアに着替え新しいアップシューズに履き替え外に出ることにした。



街はX'masの飾りを外す作業をしてる。

裏道を抜けて公園の方へいこう。





昔はこんなんじゃ疲れる事なかったのになんだか体がなまっていた。

俺は自販機でコーヒーを買ってベンチに座った。