あの結婚式から
半年経ち、季節は
春から秋に替わっていた。

そんなある日、
信晶さんが
僕の部屋に来た……

この日、両親は旅行に
姉さんは残業で
家には信晶さんと
二人だった。

そんな状況だったから
僕は朝から晩まで
部屋に篭りっきりだった。

まだ、面と向かって
話す勇気はなかったけど、
追い返すのも変だと思い、
部屋の中に招き入れた。

「こぉして話すのは
久しぶりだね?」

先に話し出したのは
信晶さんだった。