「信晶さん、
起きて下さい」

取り敢えず
揺すってみるが、
起きる気配がない。

困ったなぁ……

家族は僕が信晶さんを
嫌ってると思ってる。

その僕の部屋で
寝てるのを見たら
さぞかし驚くだろうな。

そぉなる前に
何としても、
信晶さんを
起こさなきゃいけない……

「信晶さん」

もぉ一度揺すりながら
呼んでみる。

例え気持ちが
両想いでも
世間では、姉さんの夫だ。

「将君」

ふぅ~

やっと起きてくれた。