色々と考えていたら、
信晶さんが
近付いて来てたことに
気付くのに一瞬遅れた。

そして、押し倒された……

ん? 何で僕
押し倒されてるんだ?

ヤバいヤバい……

僕じゃ、信晶さんを
押し返すような力はない。

しかもそこに、
追い打ちをかけるように
姉さんが帰って来た。

「ただいま」

返事をしない僕達。

「信晶・将、居ないの?」

とにかく、
姉さんに
見つかる訳にはいかない。

だが、未だに無言の
信晶さんは
一向にどく気配がない。

こぉなるなら
やっぱり、隠したままで
居れば良かったと
後悔した……

今部屋に来られら
本気でヤバい……

「の、信晶さん、
姉さんも
帰って来ましたし
リビング行きましょう……」