「はぁはぁ…おはよう~」
♪~キーンコーンカーンコーン~♪
「ちょうど8:20ぢゃん!!すごいよちな!!」
「うわー↑↑すごーい!!」
「ちなってある意味天才だよね!!」
「もともと天才でーす!!」
ガラガラガラ・・・
「北山さん早く席に座りなさい。」
「はーい。」
紗弥は幼稚園の頃からの大親友、いわゆる幼馴染みってやつだ。
私と同じ学校で、幼稚園の頃からずっと同じクラスだ。
私たちが通ってる学校は、幼稚園から大学院まであるエスカレーター式の私立学校だ。
といっても私も紗弥もお嬢様ではない。ごくごく普通の家だ。でも親が立派な大人になってほしいと入れたらしい。
物心ついたときには、もうこの学校に私はいた。もちろん紗弥も一緒に。