「だってさ、今、何してるかとか分かんないし、彼女がいるかもしんないじゃん。」



あっ。

確かに。彼女いるとか想像もしなかった。

どこかで安心してたのかな。でも、山田だったら有り得る話。


女好きだし、
面白いし、

かっこいいし…。


なんだろな。切ない。

でも、


「いたとしても関係ない!自分が信じてたら、きっとどうにでもなるよ。」


そう今まで自分に言い聞かせてたんだから。

大丈夫。大丈夫。


「そっか…。そこまでいうんだったら、」