「ふ〜ん、なるほどね。」
「いや、何がなるほどなんでしょうか。」
本読んでんだから早く教えてよ。
「君、今日はすごい日になるよ。
んー、そうだね、ドキドキって言葉がいいかな。」
……え、ちょっと待って。
こんな事本に書いてあるわけ?
「未来は……ふっ、ふふふ……」
「あ、あの……。」
「ごめん。
ちょっと面白い未来だったから。
ざっくりいうと君は選択を迫られる。
後悔だけはしない選択をするといいよ。」
「…あ、あなたは一体……」
「おーい、ぜーん、休憩だぞ。」
突如教室に入ってきたのは、
「あ、長岡先輩!」
「お、優ちゃんじゃん。」

