「あ、優、大丈夫?鼻血。」 「あ、うん。」 体育館に戻った頃には休憩に時間になっていた。 「すみません、有沙先輩。」 「うんん、私は大丈夫だけど優ちゃんこそ大丈夫?鼻血。」 「はい、もう血も止まりましたし全然大丈夫です。」 「顔色悪いから今日は休んでも大丈夫だよ?」 「本当に大丈夫です。 あ、これ、洗濯して来ますね。」 私は自分を甘やかすのが一番嫌いだ。