「お、俺、早く戻んねーと!」
「え、ちょ、秋人!?」
流石常盤君が追いつけなかっただけはある。
もよすごい勢いで秋人は行ってしまった。
私も戻らないと、と思ったけどね。うん。
水の入ったボトルが重すぎる。
調子のっていつもの倍の数を持ってきたのがいけなかったな。
「あ、」
「あ、」
いつぶりだろうか。
体育館に向う途中に閑田先輩と出会ってしまった。
「どうも。」
「………」
……秋人といい、閑田先輩といい、お願いだから無視をしないでほしい。
「あの「ふーん、あれは11を表していたのか。
まー、良かったんじゃん。」
「え?」
「この前言ったことが着々と進んでいるよ。」
この前?
この前ってことは文化祭のことかな?
「現れたみたいだからせいぜい頑張って。
じゃーねー。」
「………」
なんて一方的なんだろう。
てか、現れたってもしかして……。
選択のってやつ?
てか、11って言ってたけど……
んーっ!
分からん!
11ってなんだーっ!?

