『ほほぉ〜、あれはまさにイケメンと言う生き物ですな』

「ちょ、柚⁈その鑑定団みたいな目をするのやめなさいって」

いつの間にか来ていた柚は珍しいものを見ているかのような目をしていた。

『あ、おはようソラ!』

今昼ですけど…

『あんなイケメン見たことないよね?プリン食べてるとか超可愛い!ギャップ!』

「そうだねー、てゆうか柚声大きいよ?丸聞こえしてるかも…」

『えっ?』

焦る柚の後ろには、いかにも不機嫌そうな顔をした男の人がこっちを睨んでいた…

あたしの脳がヤバいと察知したのか、
「ごごご、ごめんなさーい!!!」と
叫びながら柚の腕を引っ張って走っていた。