*********

「...ってな感じで、今は社長をやらせてもらってるんだ」

一通り説明すると、木梨君は何やら考え込むようなポーズをとっていた。

一応分かりやすく説明したつもり...なんだけどな...?


「あ、の...「とりあえず、藤堂が社長だってことは分かった」


あたしの言葉を遮るように、話した木梨君は一応大まかな事情を把握したようで、あたし的にも一安心。

「じゃあ、ひとまず部屋に案内するね...ッ!」