「バイトってどんな?」 音羽が1人芝居をしていると、木梨君がバイトのことを聞き出した。 「はぇ?!」 まさか返事が来るとは思っていなかった音羽はすっとんきょうな声を出してしまった。 それに呆れたように木梨君はため息をひとつついた。 ど、どうしよ・・・。 絶対、不審に思われてる。 「いいバイト紹介してくれんでしょ?」 ため息はついたものの、やっぱり本気でバイト先を探しているのか木梨君は疑問形で聞いてきた。