歩くのを止めた足から上へとおずおずと見て思ったのは、藤堂のスタイルの良さ。



最後に目をやった顔は自信に満ちているというか、何やら楽しそうなことを考えついた子供のように目が輝いていた。



「な、なに?」


嫌な予感がしてならない俺は次に藤堂の口から出る言葉にビクビクしていた。




「ねぇ!良いバイト紹介するよ!」




間抜けな顔をしたのは言うまでもない。