僕の歌


声無くした鳥が微笑んだ

あなたはなぜ笑うか?
聞いたところで君は答えない
答えられない

羨ましいくらいに白い羽

僕のと変えてくれないか?
もぎとって
背中に埋め込んでしまいた

あぁ、君は僕を嘲笑ったのか

醜い僕の姿を見るのが
そんなに楽しいかい?

君のほうがよっぽど
悪魔のような性格だ。

最後に君はもう一度微笑む

自分の羽を一本抜いて
僕ののどにさして飛び去る

僕は声を失った

悪魔のような白い鳥は
僕の自慢の声で歌い続けていた