来ないでほしい時間程、早く来る。
美佳が体育館倉庫へ向かう姿を、ただうつむきながら見送ることしかできなかった。
「じゃあ、屋上行こっか。」
「おう。」
・
・
・
「はぁ~、気持ちいぃ~。」
伸びをしながら朱莉が言う。
「そーやなー。でも、それ最近毎日言ってへん?」
「いいじゃん。ホントだし。しかも今、梅雨だから、ここ来れないときも多いじゃん。だから余計気持ちよく感じるんだよ。」
「たしかに、それもそうだね。僕も屋上いいなって思うしね。」
みんなが話しているのを、聞きながら考える。
今頃、美佳はあの字の持ち主に告られているんだろうか。
いつの間に俺はこんなにも、女々しくなってしまったのだろう。と思うほど、美佳のことになると考えてしまう。
美佳が体育館倉庫へ向かう姿を、ただうつむきながら見送ることしかできなかった。
「じゃあ、屋上行こっか。」
「おう。」
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「はぁ~、気持ちいぃ~。」
伸びをしながら朱莉が言う。
「そーやなー。でも、それ最近毎日言ってへん?」
「いいじゃん。ホントだし。しかも今、梅雨だから、ここ来れないときも多いじゃん。だから余計気持ちよく感じるんだよ。」
「たしかに、それもそうだね。僕も屋上いいなって思うしね。」
みんなが話しているのを、聞きながら考える。
今頃、美佳はあの字の持ち主に告られているんだろうか。
いつの間に俺はこんなにも、女々しくなってしまったのだろう。と思うほど、美佳のことになると考えてしまう。

