俺の事どう思ってる?!

「と、言う事だったの…」



 芸術科の2人には、学年展準備で全く話せていなかったので、解決した事も有り全てを話した。



 その間中舞奈は身を屈め縮んでおり、夢人はそれを見ながらクスクスと笑っていた。



 2人は大きな溜息はついたものの、解決した事にホッと胸を撫で下ろした。



 村田の退学に関しては5人とも表情が曇っていた。




「で…弥生さんにはいつ話すの?」



 どんよりした空気を打ち消す様に、香が質問を投げかけた。舞奈はすぐに元の大きさに戻り、不機嫌な顔になった。



「そうそう、無茶苦茶怒っていたよ…」



 続けて紫江が浴びせ、頷く男2人をよそ目に相変わらずな表情で下を向き、お弁当をつつき出した。



『怒っているのはこっちだよ!』



 手に持っていた箸を置きプッと頬を膨らませた。



 4人は「はぁ?」と言わんばかりに固まって、何も言えなかった。



 今回の事で弥生が怒られる点は何も無いのは明らかなのに、舞奈は怒っている。



「あの人が何かしたのか?」



 恐る恐る聞き出す夢人に向き直して睨むと、他3人は夢人に憐れみの視線を送った。



「結局あの人も口だけなのよ」



 今度は悲しい表情になり、俯いたまま黙ってしまった。


 弥生の言動一つで一喜一憂する舞奈を見ると、夢人は改めて弥生に嫉妬を抱き、羨ましくも思った。



 触れられる距離にあるのに、触れられない関係がもどかしく、舞奈を見ていられなくなった。



(ブーブーブーブーブー)



 舞奈の携帯が震えた。





―――――――――――――――
受信トレイ

08/05/30/12:23
弥生
sub 無題

話しがあるからバイト前に話そう。

―――――――――――――――





 舞奈はさっきと変わらない表情のまま返信をした。





―――――――――――――――
受信トレイ

08/05/30/12:25
舞奈
sub 無題

分かりました。
18時に会いましょう。

―――――――――――――――