いつも隣にいた。
保育園、小学校、中学の受験場所。
二人とも受験に落ちて、地元の中学に行って、そしたらクラスも一緒。
こんなので、好きになるなと言われても無理だろう。

私はレイ、中学に入学したばかりの女の子。
よくからかわれるし、バカにされる。
けど、こんな私にも親友ができた。
名前はユウキ、私と同じ中1の女子だ。
はじめは人見知りしちゃったんだけど、
ユウキが声をかけてくれた。

「レイー!」
「わっ!ユウキどしたの?」
急になんなんだろ?
「レイ、あんたの愛しの彼見つけたよ」
はいーーー!?
ニンマリ笑ってるユウキ。
「なんで、知ってるのー?!」
ユウキには、まだ教えてないハズ!
「モモに教えてもらった」
モモーーー!

モモは保育園からの幼なじみで、ユウキの次に仲良しな女の子。

モモ、何教えちゃってんのー!
「へへ〜ん、なるほど〜、レイってあーいうのが、タイプなんだ」
ユウキがニヤニヤしてる。
これ、絶対からかわれ続けるよ!
「いや〜、運命だからかな」
私がそういうと、ユウキは
「えっ、何々?運命?」
って聞いてきたから、教えてあげることにした。
私と彼のこと。