「莉桜、今日カレーでいい?」 「何でもいいよ。」 どうせ作るのは、双子だし。 なによ、2人して私より料理できるんだから。 もうただの嫌味よね。 拓真ほどじゃないけど、2人ともカッコいいし? 椋雅に限っては賢いし。 その上料理までできるとか、そんなできなくていいのに… 一応、女の私の立場が…!!! そんなこと、双子たちが分かるわけでもなく、 ワイワイとはしゃぐ双子たち(特に耀雅)の後ろを歩きながら、 私のイライラは募っていくばかりだった。