人気モデルな君と恋愛中!



「朝からうっせーよ。」

「あ、拓真。おはよ。」

「あぁ、はよ。」

クラスメイト兼モデル仲間のTAKUMAこと黒柳拓真登場。

いつもは耀雅と同じレベルでうるさいのに、珍しく今日は静か。
しかも、耀雅に八つ当たりしてるくらいだし。

これはなにかあったんだろうか…七海ちゃん関連で。

拓真が落ち込む理由はそれぐらいしか考えられない。

他に理由もないだろう。


「はぁ…」

「莉桜、抜けるぞ。」

「えっ?…うわっ!」


急に声がしたかと思うと、椋雅に腕を引かれ、あれよあれよと言う間に廊下まで連れ出された。