「あれれー莉桜！来てたなら言ってよ！」

「だって、さっきまで女の子と喋ってたでしょ？」

「莉桜が来てたら迷わずこっちにきたよ〜！」


そう言いながら私にギュウって抱きついてくる耀雅。
何もしないで、喋らなければ、普通にカッコいい…
あくまでも何もしなければ…ね。


「とりあえず離して。」

「もう！でも、そんなつれない莉桜も好きー！」


離してもらえるかなと思いきや、さらにまたきつく抱きしめられる。