携帯を開き、メールボックスを確認してメールを見る。 …瞬間、私は携帯を落としそうになった。 「あ、危なかった…」 いやいや、じゃなくて! このメールは一体… 内容は簡単。 『仕事が早く終わったから迎えに来た。 つーか、この女子達ウザイから早くきて。』 いたってシンプル。 そして、私は思い出す。 …さっき廊下から聞こえてきた女の子達の会話。 “TAKUMA似のイケメン” …あれって本物の拓真君!? 嘘でしょっ!? やや意識が飛びそうになったものの、急いで正門に向かう。