「今日は仕事が入ってて早退。じゃね、七海。」
「うん、バイバイ。」
それだけ残してあやせは教室を出て行った。
あやせは今、人気上昇中の声優。
こうして学校を早退することもややあった。
そして…
1人になると嫌でも、他の人の声が聞こえてくるわけで…。
「TAKUMAの演技力ヤバくない?」
「モデルじゃなくて俳優になればいいのにね。」
「あぁー一回でいいから本物に会ってみたい!!」
TAKUMAのことばっかで耳を塞ぎたくなるような会話をなんとか堪えてたらいつの間にか午後の授業が始まっていた。
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