「大丈夫なのに…拓真君、いつもカッコいいから。」
小さく、拓真君に聞こえるか聞こえないかの声で呟いたその言葉は、確実に聞こえていたらしい…
「七海大好き!!」
そう言って朝から抱きつかれる。
拓真君のスキンシップが激しいのはいつものことだし、私も嬉しいから全然構わないんだけど。
「シャワーは?いいの?」
「あ、入るー。」
どっちが年上かは全然分からないな…。
とりあえず、拓真君がシャワー浴びてるうちに着替えちゃおう!
拓真君がいるとなんか大変なことになりそうだし…。
そんなことを考えながら私は白いシフォン素材のワンピースに袖を通した。


