そんなことを知ってか知らずか、 「七海はやっぱり抱き心地いいねー。」 と言って、後ろから抱きすくめられる。 拓真君は今、上半身裸なわけで… お風呂あがりで暖かくて、安心できて、でもさっきのことを考えると怖くて… 「七海ー?どうしたの? なんか変だよ。」 「そんなことないよ… ちょっと眠いだけ…。」 「そっか。じゃあ早いけどもう寝よっか。」 「うん…。」 思い気持ちを抱えたまま拓真君と一緒にベットに向かった。