「七海が可愛すぎるからいけないんだよ。」


挙句の果てに、チュッと料理してる私の頬にキスをした。
別に嫌じゃないけど…

いや、むしろ嬉しいけど…

これじゃあいつまでたってもご飯作りが終わらないよ!!


私をいろんな意味で殺す気ですか!?


「拓真君、せめて、お願いだからご飯だけは作らせて…。」

「もう、仕方ないなー。俺になんかできることある?」

「うーん、じゃあお皿出してくれる?」

「了解。」

言った途端、サッとお皿を出してくれる拓真君の動きはスマートで無駄がない。