「言わないなら、ここでキス、しちゃうよ?」

「っ!!」


ニコッと笑う拓真君。

こんな公衆の面前でなんてことを…!

普段はクールで、カッコいいをテーマに売り出してるけど、本来はもっと明るくて、どっちかと言うと、凄い甘い人。


「七海ー教えてくれないの?」

こうやって甘えてくるのも少なくなくて、拓真君の方が年上なのに全然そんな感じがしない。



「た、拓真君、さすがに悪ふざけがすぎるよ…!!」

「えーだって、七海の困ってる顔、凄く可愛いんだもん。
あ、もちろん笑った顔も可愛いからね。」

「なっ!」

こんな恥ずかしいセリフをサラッと言ってのける拓真君はやっぱり凄い。