忘れもしない、二日前。
俺と椋雅は事務職の社長である美紗さんに呼び出されていた。


「ツインズには先に言っとくわ。
あなた達と莉桜にはこれから同居生活をしてもらう。」


「は?」

「え…?どうゆうことですか?」


「そのままの意味よ。
莉桜には後で伝えとくわ。
それだけよ、呼び出してごめんなさい。」


「じゃあ失礼します。」

「失礼します。」


椋雅と一緒に頭を下げて、社長室をでていこうとすると、


「耀雅はもう少し話があるの。」


俺だけ呼び止められた。