「上がったよ~って、椋雅?寝てんの?」


「あ、莉桜上がったんだね。椋雅は起こさなくていいよ。
俺、お風呂入ってくるから。」


「うん。」


リビングに少し顔をのぞかせた後、耀雅はお風呂に行ってしまった。

起こさなくていいって…
風邪とかひかないといいけど。

今日の夜は少し肌寒いって、天気予報でやってたし。


なんかかけるものでもないかな…
ちょっと部屋探してみよう。


「風邪、ひかないでね。」


一応、明後日の撮影楽しみにしてるんだから。




心の中で呟いて、私は一回部屋に戻った。