「あははははッ!」

梨花子の大きな笑い声がさらに

私の傷をえぐる。


「もー、笑わないでよー!」



あのあと、クラス全員が見守る中で

私たちのメアド交換はおこなわれた。



「まぁ、でも結果オーライって

ことでいいじゃん?

…ふっ」


…まぁ、そうなんだけど。


あんな、派手にやらなきゃよかった。

梨花子は、笑いおわる兆しがない。

うう、

やられっぱなしじゃ なんか、


フェアじゃないっていうか…