そんなあなたは先生でした…(下)


「ふふっ」

頬杖をついた朝倉さんが笑い出した。


「?」

「だって、こうやって陽くんと一緒にいれるなんて奇跡みたいだから」

「そなの?」

「これは夢なんじゃって…」

「じゃぁ…」


俺は反対側に座る朝倉さんの頬を引っ張った。

「なにしゅるんれしゅか!?」

「痛い?」

朝倉さんは頷いた。

「夢じゃないでしょ?」

「わかったきゃらはなしゅてくだひゃい」


離した後に店員さんが来た。


朝倉さんが頼んだのはいちごパフェ。


美味しそうに食べている。