「ふふっ」 頬杖をついた朝倉さんが笑い出した。 「?」 「だって、こうやって陽くんと一緒にいれるなんて奇跡みたいだから」 「そなの?」 「これは夢なんじゃって…」 「じゃぁ…」 俺は反対側に座る朝倉さんの頬を引っ張った。 「なにしゅるんれしゅか!?」 「痛い?」 朝倉さんは頷いた。 「夢じゃないでしょ?」 「わかったきゃらはなしゅてくだひゃい」 離した後に店員さんが来た。 朝倉さんが頼んだのはいちごパフェ。 美味しそうに食べている。