「ただいまー」
ちょうど陽が帰ってきたみたい。
あたしは玄関へ。
「おかえり、陽」
「ただいま、礼」
ギュッと抱き締める……
これが最近のパターン。
「やっと礼に触れられるー…」
肩に寄りかかる。
息当たる!
くすぐったいよ……、
それに家の玄関だよ!
もし誰か来たらどうすんの!?
なんて思いながらも、
結局は陽に甘いあたし。
頭を撫でてあげるとすごく喜んでくれる。
「陽様っ………あ、…」
いつもならあたしが出迎えるから来ないのに、今日は吉村さんが玄関に………って、
「陽!!!
離れて、恥ずかしい///」
そうだった、あたし陽に抱きしめられ…*@○☆※!!!??
吉村さんも顔をほんのり紅くしてる。
陽は全く動かないけど…。
「陽!!!」
「んー?」
「吉村さんいるっ!!!
は、恥ずかしいから離れて…//////」
陽はそのまま耳元に口を近付けた。
「じゃぁ、吉村さんがいなくなったら、ね……」
い、今なんとっ!!!
一応離れてくれたけど………
「あ、あの、とりあえず部屋に…」
言いにくそうに話す吉村さん。
ですよねっ!!!

