そんなあなたは先生でした…(下)


「ただいまー」

ちょうど陽が帰ってきたみたい。


あたしは玄関へ。


「おかえり、陽」

「ただいま、礼」

ギュッと抱き締める……



これが最近のパターン。


「やっと礼に触れられるー…」

肩に寄りかかる。

息当たる!

くすぐったいよ……、


それに家の玄関だよ!

もし誰か来たらどうすんの!?



なんて思いながらも、
結局は陽に甘いあたし。



頭を撫でてあげるとすごく喜んでくれる。


「陽様っ………あ、…」


いつもならあたしが出迎えるから来ないのに、今日は吉村さんが玄関に………って、


「陽!!!
離れて、恥ずかしい///」


そうだった、あたし陽に抱きしめられ…*@○☆※!!!??


吉村さんも顔をほんのり紅くしてる。


陽は全く動かないけど…。



「陽!!!」

「んー?」

「吉村さんいるっ!!!
は、恥ずかしいから離れて…//////」

陽はそのまま耳元に口を近付けた。



「じゃぁ、吉村さんがいなくなったら、ね……」


い、今なんとっ!!!


一応離れてくれたけど………



「あ、あの、とりあえず部屋に…」


言いにくそうに話す吉村さん。



ですよねっ!!!