離れちゃった……
あたしは陽の唇を見つめる。
もっとしたかったな…
「もっとしたいの?」
意地悪な陽の声が振ってくる。
図星なあたしは
「な、違うもんっ!!!」
慌てて否定。
絶対無効だ!!!
顔赤いと思うしっっ、
陽はあたしに顔を近づけた。
あたしはとっさに目を瞑る。
き、キス!?
「目開けて」
言われて開けると笑っている陽がドアップで映る。
「キス…したい?
したくない?」
喋ると息が届く。
キス寸止めみたいな距離で
そんな甘い言葉言われたら……
「……したぃ…///」
あたしが答えを言い終えた瞬間。
また、甘く熱い唇があたしを捕まえる。
熱で溶かされそうなキスを
身体いっぱいで感じる。
疼くような感覚……
こんなの久しぶり。
そう言えば、最後した日は1ヶ月くらい前のホワイトデー。
勉強しているから最近はまったくない。
そう思うとしたくなってしまう。
陽が欲しい
身体が言っているのがわかる。
足がガクガクする…
陽からの愛付けに震えてしまう。

