「にゃぁっ」
耳を甘噛みされたっ!?
そして今のあたしの猫みたいな声は
一体何でしょ。
か、かなりはずかしい//////
慌てて耳を押さえる。
陽はククッと笑っている。
「な、何、耳噛んで!?」
「んー?
可愛いから食べたくなっちゃった」
た、食べたく……!?
「もっかいキスしていい?」
「え///」
「ダメって言われてもするけど」
答えを言う前に重ねられたら唇。
クチュッ…
リップ音と舌が絡む音が部屋に響く。
首筋や鎖骨に指でなぞる。
もうこうなったらあたしの負け。
陽の首に腕を伸ばし、
身体を密着させる。
もっと感じたい……
陽に溺れたい……
激しいキスは貪るようなキスになっていく。
さっきまでとは違う、
骨まで溶けそうな口付け。
陽だって余裕な顔はなくなる。
もうこのままあたしを………
そう思っていると唇が離れた。

