陽に気持ちを伝えると、 「礼にぴったりだと思うよ」 と言ってくれた。 実はこの前話をしたときから管理栄養士については興味をもっていたわけで、 人にそう言ってもらえると 自信が出る。 「夢についてちゃんと考えられたご褒美あげよっか?」 陽があたしの目線に合わせて、 しゃがんで言う。 「ご褒美?」 あたしは意味がわからなくて 陽を見ていると手で目を隠された。 そして、 久しぶりに 柔らかい唇が重なった。 唇が離れると同時に手も離れた。 そして、 上をむかされもう一度捕まる。