吉村さんにお粥を持っていくと、
「礼様、すみません。
私のためにこのような物を作っていただきありがとうございます」
吉村さんから感謝されてしまった。
「いいえ、いつもお世話になっているのはあたし達なんですから。
それより風邪どうですか?」
まだ顔が赤いしだるそうな感じだ。
「少し熱があって、、ゴホンゴホンツ…」
咳もしている。
「礼様、移ると悪いのでもうお戻り下さい」
「でも……」
「陽様に怒られてしまいます」
そんなことないのに…
「わかりました」
あたしはそう告げて部屋を出た。
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