「礼、手伝うよ」 陽が言ってくれた。 「あ、ありがとう。 麗華さんは?」 「……部屋」 「……///」 部屋って……… そんな言葉を理解するあたしって/// 「これぐらい?」 陽は魚を見ている。 「うん、美味しそう」 香ばしい匂いがする。 というか、 こうやって一緒にキッチンに立つと… 「なんか、結婚したみたいだな笑」 あたしもそう思ってたよ。 「うん///」 陽はにっこり微笑む。 あたしはそれにつられて微笑む。 そんな甘い料理をしながら、 夕食は完成したのだった。