「でも………」

「でも?」

舞花ちゃんの言葉を待つ。

「礼ちゃんと付き合ってるんじゃないの?」

「へっ?」

あたしと恭哉くん?

ないないないない×∞

「違うよ、あたしには彼氏いるから」

「え、ほんとにっ!?」

勢いよく立ち上がった舞花ちゃんは、
周りから注目されてしまった。


「あ……、」


注目されていることに気がつき、
顔をトマトみたいに赤くして座った。