その日から、私は何故か目で追っかけるようになってしまった。 その男の子は“神田 恭哉”という名前なこと。 すごく女の子から好かれていること。 友達がいっぱいいること。 明るくて人気者なこと。 知れば知るほど、私とは正反対ということがわかった。 「なぁ、黒澤! ここどうやって解くんだっけ?」 「あ、ここはね……」 神田くんと礼ちゃんの会話が耳に入る。 仲良さそうに教え合っている。 近い距離で、 お互いを見ながら言い合ってる。 私はそれを見ると 胸が張り裂けそうなほど痛かった。