礼side 部屋に入ってきた陽の後ろには……… 「お母さん…」 卒業式で見たお母さんがいた。 「礼…」 あたしは無意識にお母さんに抱き付いた。 お母さんの温かい腕、 この香り、 いつぶりだろう。 「礼…っ」 ドアが閉まる音がした。 きっと陽が あたしとお母さんを2人っきりにしてくれたのだろう。